2012年04月21日

2012春の産地旅行 まとめ

佐藤正廣康広さん親子工房をあとにして19時頃仙台駅着。思い出したように空腹。食パンと缶詰以降食事していなかった事に気づく。

昨日別れ際にみぃさんから聞いていた「北京餃子」で夕食。
http://r.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4001558/

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若者の服屋みたいなのが並ぶシャレオツビルの地下に、こんな凶悪な店があったとは。「お客の喜ぶメニューを」という創始者の理念を明快に具現する盛りに感動。

もう仙台もなじみの街だなー、と油断していた旅の最後にこの強烈体験。「半田屋を知ったくらいで、まだまだ仙台を知った気になってはいけないぞ」という、謎の神の粋な計らいだったのかもしれない。

とはいえ、何年か前より、はるかに近所に感じるようになったのは間違いない。近いうちの再訪を誓いつつ、仙台を後にした。


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東北ならではの風景、最高の温泉、ご当地グルメ(?)、工人さん達の生のお話、そして素晴らしいこけし。
今回の旅は、仙台まるごとフリーパスの圏内だけでも、大変充実した、濃い、産地旅行ができる事が実証できた。



最後に。ここまで書いてきたが、書けた部分はあくまで、旅の上っ面だけ、という事を言っておきたい。
旅で一番面白いのはいつでも、工人さんから伺うお話や、個人的に接してくれた色々な体験なのです。
そしてそれらは面白ければ面白いほど、ネット上じゃ書けないような、個人的かつオフレコな内容だったり、素人の私が簡単にネットに書いていいのかわからないような技の話だったりするのです。
それにここでそういう話を書いて、これから産地へ行く方へのネタバレになっても面白くないし。

何が言いたいかというと、これを読んでいる産地へ行ったことのない方が居たら、是非!実際産地へ行ってみて欲しいのです。
現地には素敵なこけしがあるし、産地風景や作る人に触れ、話を聞ただけで、お馴染みのこけしから、今まで見えてこなかった何かが一気に見えるようになる瞬間が、何度もあります。こけし、本当に面白いです。
そして幸せな事に、まだまだ産地では、腕のある工人さんたちが、各々の信念に基づいて、今日もこけしを挽き続けているのです。


最後に言い訳みたいなことを書いてしまったが、どこまで書いていいのかな?と線引きに悩みつつも拙文纏め上げたのも、すべては、こけし現地体験の面白さを知った身として、是非とも多くの人に現地へ行ってみて欲しいからなのです。
もしこのブログがちょっとでも、誰かにとってそのきっかけになったら、望外の喜びであります。
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2012年04月20日

2012春の産地旅行 仙台佐藤正廣康広さん親子工房

いつも気になるのだが、作並駅前のこけし屋さんは、誰のお店だったのだろうか。
作並駅にあった岩松旅館の看板には「真の名湯は多くを語らない」とあって、納得した。
14時前の仙山線上り乗車、快速で二駅目の陸前落合下車。

佐藤さんの工房は、駅から徒歩10分程の場所にある。こけし工房としては抜群に訪問に便利な立地条件で、電車派としては、大変ありがたい。
広瀬川を渡った先の、左に見下ろせる、セメント工場と地繋がりの場所にある。
http://maps.google.co.jp/maps?rlz=1C1LENN_enJP464JP464&q=%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%9C%8C%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%B8%82%E9%9D%92%E8%91%89%E5%8C%BA%E8%8A%8B%E6%B2%A2%E5%A4%A7%E7%AB%B9%E6%96%B0%E7%94%B0%E4%B8%8B&um=1&ie=UTF-8&hq=&hnear=0x5f8a297dcfd3fd09:0xa173f281d9ccae5a,%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E7%9C%8C%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%B8%82%E9%9D%92%E8%91%89%E5%8C%BA%E8%8A%8B%E6%B2%A2%E5%A4%A7%E7%AB%B9%E6%96%B0%E7%94%B0%E4%B8%8B&gl=jp&ei=cWGRT5CqNqiviQfsxOHwAw&sa=X&oi=geocode_result&ct=image&resnum=1&ved=0CCQQ8gEwAA
知らないと見過ごしてしまいそうな場所だが、事前にみぃさんに教えてもらっていたので、まっすぐ到着。持つべきものはこけし仲間です。



初めてお会いしたお二人は、まさに「木地師」という言葉が似合う親子でした。
到着するとまず軒先に立てかけてある各種の木材に圧倒される。
工房には、こけしは勿論だが、百万塔、茶道具、酒器、茶筒、横挽きの巨大な盆、そして誰かの注文であろう太鼓のバチや洋風の椅子の脚?、などなど、多種多様すぎて面白い。

お話を聞いている最中、修理依頼の椅子を取りに来た地元のお客さんと一緒になった。
北欧から持ち帰ってきたお気に入りの椅子だそうで、輸入代理店に匙を投げられた脚折れが、見事復元した様を見て、大変喜んでいた。ある日の木地屋風景であります。


作業場や、描彩室で、正廣さんから色々なお話を伺う。木の話、道具の話、技の話、遠刈田こけしの話、職人の機微の話。
各地の工房訪問の度に書いている気がするが、偽らざる実感なので、再び書く。いやー、こけしってこんなに奥が深かったのか!!
東京では、愛好家側からの話は聞けるが、作っている側からの話は聞けない。言われて初めて気づかされることばかりで、目から鱗がポロポロ落ちた。本当に、産地訪問は、毎回がパラダイムシフトです。

遠刈田での弟子時代の修行アレコレや、仙台コマ屋戦国時代(「一軒家」「二軒家」)の逸話等、昔話にも大変コクがあり、産地訪問の醍醐味を味わえた。
こーゆー、叩き上げの、プロ目線からの話ができる人というのは、この先どんどん貴重な存在になっていくのではないだろうか。

決して今の時代に流行る類の商品でも、大儲けできる類の商売でもなさそうに見える。しかし、それでも現代に木地業を営んでいる姿には、強い信念を感じずにはいられず、大変かっこよかった。現代の職人。おこがましい言い方だが、応援していきたい。


そして、その木地師の佐藤正廣さんの後には、佐藤康広さんという跡継ぎがひかえているという事実の心強さ!!

様々貴重なお話伺った後、売り物のこけしを見せてもらう時は、康広さんが色々解説してくれた。

こけしは、まだまだ顔が定まらないらしい。以前の作から近作まであったが、すでに以前の作を見ると満足できないそうだ。
こけしの他の玩具には、薄皮を剥いでいくような入れ子のダルマもあった。確か6体で8000円だったかな。

茶筒なども見せてもらう。0.何ミリの誤差で、ふたを開けると中蓋もついてきてしまう。まさに木の精密機械。木の種類もそうだが、仕上げも、好みでオイルやラッカーや漆や、バリエーション多し。奥が深い。

実は欲しかった、茶筒を購入。小さいのは、持ち運び用に作った、とのこと。ちなみに、そういう仕様で作った固体ではないそうだが、蓋が、置くだけで、スーーッと沈んでいきます。気持ちいい〜〜
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蓋と本体との木目が合わないなーと思ってたら、一本の木で作るため、写真の状態で木目が合うように作られている、と教えてくれた。
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「2ピースで作って本体と蓋で木目をあわすのも可能だが、木が勿体無い」と言っていた。
「木が勿体無い」という言葉は工人さんからよく聞く言葉で、午前訪問した平賀さんの所でも聞いたばかり。これこそ、現在滅亡寸前の、ものを大事にする古きよき日本の感覚ではないでしょうか??この世界にはそれが息づいているんだなーと嬉しくなる。


ちなみにこの茶筒、5000円でした。皆がどう思うかはわからんが、私にとってはどう考えても安いとしか思えない。一本の木からこんな精密機械のような美しい道具が生まれる事自体が、ちょっと信じられないくらい凄い。
しかもそれが、まだ30代の、普通に同じ時代に暮らしている人の手によって作られているという事実!これは、考えてみると、かなり凄い事ではないでしょうか。私は興奮せずにはいられません。



何点か買ったら、おまけにこけしストラップを付けてくれるとありがたい申し出。こちらは形も模様も顔も、遠刈田のクラシック継承しつつも、定寸こけしより自由に作ったんだろうなーという多種多様のめごこけしの群れ。選べないっす。

↓写真は仙台こけしぼっこさんより
https://twitter.com/#!/kokeshibokko/status/170729652883685376/photo/1


気になる防水面は、ラッカーを強く塗ってあるので、かなり丈夫とのこと。ガサツで、ねじ切った前科持ちとしてはありがたい。
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底にある穴は?と聞くと、ここからストラップを通しているそうだ。
ちなみにストラップの紐はなんと自家製!一番頑丈な手芸の糸を、お母さんが手でよって作っているそうで、切れることもないし、構造上ネジが外れる事もない。なんという手の込みよう。確か800円だった気がするが、これも話を聞いた後では、安いとしか思えない。色々聞いてみるものである。


そんなこんなで、気がつけば外は暗くなっていた。
佐藤正廣康広さん親子工房、どんな木地商品を作っているのかも確認できたし、貴重なお話もみっちり聞け、逸品も手に入り、大満足。

帰りしなに康広さんが「丸いものなら何でも相談に乗りますんで」という心強い言葉を添えて名刺をくれた。今のところ何も思いつかないが、いつか必ず相談しようと心に誓い、工房を後にした。

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2102春の産地旅行二日目 仙台〜作並

そんな心に余裕もできてきた今回の旅二日目、とりあえずネットカフェで朝一のソフトクリームを食べながら、どこへ行こうか思案する。

仙台まるごとフリーパス圏内の産地としては、白石、秋保、作並、定義山、山寺、そして仙台に住む各工人さん宅。ちなみになこさんに教えて頂いたのだが、土日は山寺からは天童までの無料バスも通っている。
パスは使えないが、高速バスを使えば遠刈田に鳴子もすぐそこ。
こけしの観点からも、さすが仙台は東北最大の都市だなー、と改めて実感。


とりあえず今回どこにもアポを取っていないので、お店は開いていそうな気のする作並の平賀さんの店からスタート。

7:00過ぎ、市役所前から始発バスに乗る。作並駅からの長い道もバスだとあっという間。文明のありがたさをかみ締めつつ8:30作並元湯着下車。仙台も寒かったが、作並は一段と寒く、吐く息が白い。

早く着きすぎたかな、と心配しつつ平賀さんのお店を覗くと、開いていた。8:00から開けていたそうだ。こけし屋の朝は早い。

川のほとりのシチュエーションも旅情たっぷりの平賀さんのお店。「温泉街のこけし屋さん」的な懐かしい雰囲気満点だが、置かれているこけしは多種多様で、いわゆる伝統的な作並こけしから、マニアじゃない人も思わず手に取りたくなるようなかわいいこけしまで、充実の品揃え。

今回はなんとマトリョーシカまで発見。こーゆー新作が見れるのが産地まで来る楽しみだし、これからも新作で楽しませてくれるであろう平賀さんの存在は、この先50年こけしを楽しみたい身分としては、本当にありがたいし、頼もしいです。

ちなみに「こけしびより」を見て今回ひそかに目当てにしていた豆こけしも、棚にたっぷり居た。
特に注文していたわけでもなかったので、嬉しさもひとしお。この細かさ!身も心も削りながら作っているそうだ。ありがたい〜

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その他、荒い木地仕上げも古風な、首の回る一本を購入。作並は鳴子と逆で、頭がメスで胴がオスのはめ込みだそうだ。フラリ寄って、お気に入りのこけしが見つかるこの嬉しさ。こーゆー体験をすると、通えないのが悔しくなります。
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平賀さん自ら接客してくれて、あっという間の2時間半。謙次郎さんの昔話など、興味深し。
「こけし工人」「木地師」というと、どこか別世界の人間のような感覚があるが、平賀さんの親しみやすいお人柄と、それがにじみ出ているこけしは、個性と言ってよいのではないだろうか。ファンになりました。六月ねぎしも楽しみ。



11時に店を出て、作並訪問四回目にして初の入浴。以前西田飯さんに教えてもらった、岩松旅館へ。
http://www.iwamatu-ryokan.com/

「平賀謙蔵さんも使っただろう」手すりをすりすりしつつ80段の木製階段で川辺まで降り、名物の天然岩風呂(混浴)を満喫。ほぼ貸切。切り立った岩の川辺に木で組まれた天井が、風情たっぷり。風呂から眺める広瀬川源流は、岩魚の胴模様がはっきり確認できるくらい澄んでいる。遠くから聞える鶯の音。すべてがまるで江戸時代から変わらないような佇まいに、時を忘れる。

温度も熱すぎずちょうどよく、しばらくつかっていると、明らかに肌がつるつるしてきたのが実感できた。駅の看板にあった「作並は美人の湯」というフレーズを無駄に理解した。


いいこけしを入手して、その満足に浸りながら昼から温泉につかる。まさに極楽。これ以上の幸福が世の中にあるのだろうか。何度目かの東北旅行にして、私もやっと、そこに気付いたのでした。


岩松旅館、聞きしに勝る名湯でした。タオルとバスタオル、駅までの送迎も付いて1500円は、決して高くない。しかも、仙台フリーパスのクーポン提示で100円引き。仙台からすぐの距離でこの充実感、これぞ東北のポテンシャルの高さではないでしょうか。


ちなみに、平賀さんのお店を出る前にお勧めの温泉を聞いてみたら「湯は作並ホテルがいい」とのこと。
余裕があったらはしごしようと思ったが、今回は一軒で大満足。次回の楽しみにとっておこうと思う。


送迎バスはあったが、パスを持っていので向かいのバス停で市営バスを待つ。朝からソフトクリームしか食べていない事に気づく。出発前にローソンの100均で買っておいた食パンと缶詰を食べる。(締めるところは締めるのです) こけしと湯の満足感とも相まって、空腹にしみわたるうまさ。
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佐藤正廣康広さん親子工房に電話。アポが取れたので、次は陸前落合へ向かう事にする。近いうちの作並ホテルリベンジを誓いつつ、作並を後にする。
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2012年04月19日

2012春のこけし旅行反省

ところで、このブログを読んでくれた人が教えてくれたのだが、前回の私の仙台フリーパスを使った旅行は、一度の旅程で10工人!訪問したらしい。あまりのガッツキ具合に、我ながらあきれた。

時刻表と行きたい場所から割り出した奇跡的乗り継ぎによる、最前線ビジネスマンの如き分刻みスケジュール。そこには、旅の情緒を楽しむ余裕など、一切ない。
しかし当時はそうせずにはいられなかった。そしてそれを経たからこそ、今回の旅には心の余裕が生まれてくる。



旅慣れて利点も多いが、写真を全然撮らなくなってしまったのは、ブログ的に致命的によくなかったと今更気付いた。
あの頃はそれだけでテンションがあがったこけし看板も、今となってはほぼ日常の風景として通り過ぎるのみ。とは言え、写真の無い旅日記、味気なさ過ぎる。
今後はブログを書くならちょっと考えねばいかんな。
posted by 810 at 22:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 産地訪問

2012年04月18日

2012春のこけし旅 弥治郎〜遠刈田〜仙台

今回はじめて知ったのだが、弥治郎から遠刈田は実は近く、車があれば20分で行けるそうだ。こけし旅における車の強みを再確認。

雄大な蔵王を眺めつつ、牧場などを横目に遠刈田を目指す。思いがけず観光バス気分でテンションがあがる。いい季節に、自転車で来ても最高だろうなーと妄想する。

途中新山さんに教えて頂いた、水芭蕉群生湿地による。20年前くらいまでは地元民だけが知る隠れた名所だったらしい。東京ドーム3個分の湿地は、ガッツリ歩くと1時間かかるらしく、とりあえず水芭蕉が生えてるところまで行ってみることに。
奥まで進めば咲いているはずだったが、とりあえず10分ほど進んだ先にあるつぼみ?を見て、引き返す。こけしが絡まないと、とたんに根性が無くなる。


一時頃、遠刈田着。新地から入るのははじめてで、新鮮。


みぃさんお勧め温泉街「えんそう」で昼食。
http://r.tabelog.com/miyagi/A0402/A040201/4002084/

暗い店内は、席に着くと大変落ち着く。たれカツ丼を注文。
車内で聞いていた揚げたてのピロシキがワンコイン100円も、食べないわけにはいかない。
メニューを見たら、ピロシキのほかに、グラコロ、ハムかつもワンコイン。グラコロも注文。

果たしてうまかった。が、何も考えず注文したら、全部油もので、流石にもたれた。

口直しに、えんそうを出て左の豆腐屋はせがわで豆乳ソフトクリームサンデー。盛りの豪快さは花巻マルカンデパートを彷彿とさせるが、豆乳なので甘さ控えめで、ぺロリ。
http://r.tabelog.com/miyagi/A0402/A040201/4007989/

食べ終わり「えんそう」の前を通ったら満員札が出ていた。入れてよかった。

一人旅だとどうしても食べ物がないがしろになるが、皆でご当地の美味しいものを食べると、これこそが旅の楽しみだ、くらいに思えてくる。
思いがけない蔵王ドライブもそうだが、「こけしだけで元」という感覚で来ているので、付随するその他の楽しみは、期待していない分だけ、丸々楽しいのです。これもこけし旅の大きな魅力である、と言ってみる。


戦の準備が済み、新地へ。

一軒開いていた丑蔵庵へ。着くと、英裕さんが例の文化財的描彩小屋で、顔を描いている真っ最中。「まぁこれが終わったら店開けますので、ちょっと見ててください」ということで見学。絵になる光景です。
ちなみに土湯こけし祭り抽選用のこけしを描いていたそうだ。ますます土湯祭りが熱い。



お店の方を開けてもらい、見学。丑蔵庵に来るのは三度目だが、はじめて英裕さんにお会いする事ができた。気さくにこけしの事を様々お話してくれて感激。
東京にもしばしば足を伸ばすそうで、西荻窪のこけしイベントにも参加したらしい。ちなみにその時、いい丑蔵をワゴンから掘り出したそうで、ギャラリーに並べていた。

私も西荻は参加したのだが、話しているうちに、ワゴンから寿亀模様のポツ目を掘り出した時「いいこけしを手に取りましたね」と、寿亀の由来を教えてくれた謎のおじさん(過去の記事にも書いたはず)こそ、英裕さんその人だったことが判明。これにはお互いビックリ。

ちなみにこけしの方は、注文が忙しいせいか、在庫ゼロ。
細く長くといこうとで、再訪を誓いつつ徒手で丑蔵庵、そして遠刈田を後にする。


仙台まで送ってもらい、広瀬通と晩翠通りの交差点辺りで下ろしてもらう。
ラーメン二郎仙台店の前まで来てはみたが、昼の油が尾を引き、パス。遠く仙台でも既に、東京と同じようジロリアン的雰囲気漂わす人種が、元気に列を作っているのを目の当たりにして、二郎の、ブラックバスのような逞しさを感じた。
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定宿のファンキータイム一番街店1で早くもわらじを脱ぐ。12時間パック1580円。

みぃさん夫妻のご好意で、思いがけず大充実の初日だった。身体は疲れていたようで、買ったこけしも見ずに眠りにつく。
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2012年04月17日

2012春のこけし旅行 弥治郎こけし村 新山吉紀さん工房〜遠刈田

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新山吉紀さんは朝から轆轤に向かって仕事中でした。私の顔を見てしばらく、どこかで会ったんだが、、という顔をした後「あぁ!貧乏旅行兄ちゃんね!」(笑)覚えてもらえて光栄である。

新旧ファン層からの注文に追われているそうで、大変な中、仕事の手を止めての話のもてなしに恐縮。こけしのあれこれから、暮らしの話まで縦横無尽。
ついでと言ったらアレだが、前から気になっていた木目の虎目生成の謎について訊ねると、明快に教えてくれた。
このブログでもこけし作者のことは安直に「工人」と書いているけど、一般人には到底及びもつかない木についての深い知識に触れる時、頭に浮かぶのは「木地師」という言葉であります。

話はやはり地震に及ぶ。長年、毎年の季節の楽しみだった山菜なども、今年は放射能の恐れで皆手を出さず、ちっとも手に入らないそうだ。こけしにも、原材が福島から仕入れられなくなり、遠くから仕入れて送料がかさむなど、直接影響が出ている由。


注文に追われているせいか、今はこけしの在庫はそんなに無いと言っていた。その中で、7〜8本あった5寸喜一型?から、一番やんちゃそうな表情の一本を購入(写真)。この一本だけ、首の嵌りもゆるく、そこも好み。

というわけで弥治郎では一本しか買わなかったのだが、去年熱狂した鶯谷ねぎしの即売会、早くも六月に第二回があるらしいので、そこで燃えようと思う。


ちなみに工房には、佐藤保裕さんの、見事な2尺があった。土湯こけし祭りの抽選用と聞いた気がするが、本当だろうか。だとしたら、土湯祭りは行かねば!って感じです。


その後、みぃさん夫妻のご好意で思いがけず遠刈田再訪は次の記事で。
posted by 810 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地訪問

2012春の産地旅行 東京〜仙台〜弥治郎

23:59新宿発。訳有り価格の片道1800円で、最前列の席は、聞いてはいたが想像以上に狭く、隣の席の他人と片寄せあうように座り、足も満足に伸ばせない。まさに値段なりの交通手段だが、どこでも眠れる呼吸術を会得している私には関係無い。午前五時過ぎ、あっという間の仙台着。

東京は桜が散りつつあるが、仙台の朝はまだまだ肌寒い。サスカッチ着てきて大正解。
緑の窓口が開くのを待ち、仙台まるごとフリーパスを購入し、6:03東北本線始発に乗車、うつらうつらしているうちに、6:50白石着。眠気は特急券であります。


白石からこけし村までは、市民バスで200円で行けるのだが、観光客泣かせの平日のみ運行。
東京から考えると、ありえない設定であります。
しかし、こけしは簡単に手に入らないから面白いんだ、とうそぶきつつ、昔の人になった気分で、歩く。時間はいくらでもあるし。それにしても天気に恵まれて本当によかった。

病院を越えた辺りから、田んぼのに囲まれた、一本道が、ひたすら続く。山に囲まれてはいるが、平地が広がり、見晴らしがよく、なんとものんびりとした風景だ。

見渡す限り人の姿はなく、様々な距離から、様々な音程の鶯の鳴き声が、重なり、聞えてくる。
そんな、東京のライブハウスではまず聴く事のできない天然の音楽に耳を澄ましていると、たちまち心が洗われて、これが聞けただけでも来てよかったなーと、自分に言い聞かせるのでした。

鎌先温泉や、各工人のお店(開いてなかった)を横目に、鎌先商いに思いを馳せつつ、風の音しかしない道を歩く。

9:00こけし村到着。ちょうどこけし村の展示館が開くのも9:00〜だったようで、なんだか開店を狙ってやってきたようで、きまりが悪い。

腰掛けて休んでいると間もなく「こけしびより。」みぃさん夫婦到着。
http://yaplog.jp/usasuke/

合流し、半年振りの新山吉紀さん工房を訪問。
posted by 810 at 21:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 産地訪問

2012春の産地旅行

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仙台まで片道1800円の深夜バスを発見。仙台丸ごとフリーパス2600円とを併用して、1泊4日の産地旅行をしてきた。
http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=1358


ちなみに画像は英国スナッグパック社「サスカッチ」
今年に入ってから買ったのだが、結局四月上旬まで大活躍、買って正解でした。ダウンと同じ軽さで、ダウンより暖かく(冬でもTシャツで汗をかく)、小さくたためて、水にも強い、英国軍御用達の防寒着。驚きの洗濯機対応。

今回の旅が今期の着おさめ。また来期東北で大活躍する事を夢見て、押入れにしまった。防寒着にお金かけると、値段以上の快適さが得られる事を知った。使用頻度の高い身の回りのものにこそ、お金をかけねばいかん(こけし除く)
posted by 810 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 産地訪問

2012年03月16日

ブログはしばらくお休み

ちょっとネタがなくなったので、このブログもとりあえず一旦お休みということにします。

まぁ最近は既に開店休業みたいなものだったけど、なんとなく毎日「更新しなきゃなー」という謎の苛まれが心にあったので、ここで改めて宣言した次第であります。

あ、もちろん、こけしに飽きたわけではないですよ。どころか、我がこけしの火は、今や備長炭のように、静かに、しかし炎より熱く、燃え続けています。
今後は、本当に時〜たま更新、東北に行った時などに旅行記を書こうかなーなんて思っています。


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2012年02月27日

新山福雄さんの子持ちこけし

リサイクルショップで救出した新山福雄さんの入れ子。
親のみで入手、子は後で「つどい」さんに、寸法で探していただいた。
振ると音がするガラ入り入れ子。湿った音色は、石ころ系と思われる。手が込んでる。こーゆー技モノを作るのが得意な方だったのだろうか。

福太郎系統、好きです。
小関さんもそうだけど、黒目がちな瞳とツンとすました口元のあどけなさ、たまらん(ロリコンではない。)
こけしは、笑っているからかわいい、というわけのものではないところが面白い。


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